せろひきの練習NEO

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60年代のファクシミリ

お題は先日テレビ放映していたスティーブマックイーン主演の映画"ブリット"です。

この映画、公開は1968年となっていますが、劇中で遠方の移民局からパスポートの情報を得るためにファクシミリが使われます。以前からこの映画にファクシミリが登場するのは気になっていましたが... 今回画面から"Telecopier"の文字が読み取れました。

ので、ちょっと検索してみたところ、米国ゼロックス社のサイトで以下の記述がありました。

ここ

Telecopier I (Magnafax)  1966

Telecopier II, III 1968

以下のような説明文が出てきます。

1966

Xerox Magnafax Telecopier: Also known as the Telecopier I; a joint venture between Xerox and The Magnavox Company; first non-xerographic desktop fax machine capable of sending and receiving documents over any distance using a regular telephone.

ちなみに日本の富士ゼロックス社の沿革を見ると、

1972 ・ 米国ゼロックス社開発のファクシミリゼロックス・ テレコピアII」発売

とあります。ちなみに、日米Xeroxではファクシミリの単体機で今でも"Telecopier"のブランド名を使用している模様。

実は私、1987年ごろNEC PC98用のパソコンFAXソフト(もちろんMS-DOS用)を作っていました。当時はFAX用モデムにClass 1/2のような便利な規格はなく、V21/V27ter/V29とを切り替え使用できるDSP FAXチップが使用されていましたね。時代はもうG3でしたが、モデムチップにはG1/G2対応の機能も残っていました。