RTCフォーラムへ行ってきました
先日、品川で開催された「RTCフォーラム」へ行ってきましたので報告します。
「RTCフォーラム」のRTCとはRealtime Communication (and Collaboration)のことで、マイクロソフト的にはSIP(Session Initiation Protocol)ベースの通信サーバー・クライアント技術のことを指しています。
RTCで可能なことは、大まかSIPで可能なことと重なるのですが、以下のようなものがあります。
- テキストチャット
- Voiceチャット(VoIP通話)
- プレゼンス情報(相手がオンラインかどうかを知る)
要するにWindows MessengerやSkypeなどが実現しているアレのことです。
以前、マイクロソフトは"MSN メッセンジャー"を配布していましたが、Windows XPのリリースと同時に"Windows Messenger"が付いてくるようになりました。MSNメッセンジャーが完全な独自プロトコルベース(一部公開されていましたが、)であったのに対して、Windows MessengerはRTC Client APIを使うように改められ、つまりSIPベースの製品となったというわけです。
一方マイクロソフト的にはSIPサーバー側のソリューションもあり、それが"Office Live Communications Server"というわけです。
それで...今回のフォーラムでのマイクロソフトの発表は主に以下の3つでした。
1. Microsoft Office Live Meeting
http://www.microsoft.com/japan/office/livemeeting/prodinfo/default.mspx
MSがASP型サービスとして提供する、オンライン会議サービスです。
2. Microsoft Office Live Communications Server 2005
http://www.microsoft.com/japan/office/livecomm/prodinfo/default.mspx
MS製の最新SIPサーバーです。クライアントにはバージョン5.0以降のWindows Messenger、またはOffice Communicatorを想定しています。
3. Microsoft Office Communicator 2005
http://www.microsoft.com/japan/office/livecomm/communicator/prodinfo/default.mspx
Windows MessengerやNet Meetingに代わる、MSの最新RTC(SIP)クライアントです。LCSサーバーのライセンスを購入するとOffice Communicatorのライセンスが付いてきます。
以降のトピックで詳細を紹介します。