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Lenovo ThinkCentre M70a ALL IN ONE に NVMe SSDを追加

Lenovo オールインワンPC 「ThinkCentre M70a All-In-One」を購入し、NVMe SSDに換装(実際には追加)したので報告します。

 

ターゲットのPCはこちら。2022年2月初頭に レノボ アウトレット で流れていたモデルです。(その後販売終了)

 

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ThinkCentre M70a ALL IN ONE

ThinkCentre M70a All-In-One | ビジネスに最適な21.5型オールインワンPC | レノボ・ジャパン (lenovo.com)

 

アウトレットで購入可能だったのは唯一以下の仕様


●  プロセッサー: インテル Core i5-10400 プロセッサー 
●  初期導入OS: Windows 10 Pro 64bit (日本語版) 
●  ディスプレイ: 21.5型ワイド (1920x1080) WVA LEDバックライト付液晶(16:9)マルチタッチ非対応:モニター一体型 内蔵カメラ:あり (前面:200万画素、FHD 1080p カメラ)、デジタルアレイ マイクロホン 
●  メモリー: 8GB(8GBx1)(PC4-23400 DDR4 SDRAM SODIMM) 
●  ストレージ1: 500GB (7200rpm) (シリアルATA/2.5インチ) 
●  光学デバイス: Ultra Slim DVDスーパーマルチ 
●  標準保証: 1年引き取り修理 
●  電源アダプター: 135W 
●  グラフィックス: インテル UHD グラフィックス 630 (CPU内蔵) 
●  Keyboard: USB, Black with Number Pad - 日本語 
●  Pointing Device: キーボード:フルサイズ キーボード(109A 日本語、OADG 準拠、USB) マウス:光学ホイール・マウス(USB) スタンド:なし 
●  ワイヤレス・アダプター: インテル Wireless-AC 9560 + Bluetooth (Bluetoothのバージョンは製品出荷時のOSのバージョンに依ります。) 

 

アウトレット価格は 68,200円 (税、送料込み) でした。

 

珍しくスリムタイプのDVDマルチが載っていますが、実は注目すべきは「インテル Core i5-10400」のところに「T」とか「U」とかがついていないところ。また、メモリがPC4-23400 DDR4であるというところ。つまり、デスクトップ用のTDP 65W CPUがそのまま搭載されている(らしい)ということです。

 

www.intel.co.jp

 

このモデルの場合ビジネス用PCということもあり、メンテナンス用のマニュアルも完備しています。という事で調べてみたところ、やはりデスクトップ用CPUが搭載されている事、NVMe SSD用スロットが存在する事、DIMMメモリを追加可能な事などが確認できました。

 

ユーザーガイド

https://download.lenovo.com/pccbbs/thinkcentre_pdf/m70a_m90a_ug_ja.pdf

 

ハードウエア保守マニュアル (英語)

https://download.lenovo.com/pccbbs/thinkcentre_pdf/m70a_m90a_hmm_en.pdf

 

Product Specifications

PSREF ThinkCentre ThinkCentre M70a (lenovo.com)

 

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実際にアウトレットを注文して待つこと数日...届きました。一応問題なくWindows 10が立ち上がることを確認したのですが、Windows10 の初期セットアップが異常に遅い。近ごろ体験したことのない遅さでした。

 

で、かねてから用意していた WD Blue NVMe 1TB SSDとKingstonのDDR4 2933MHz 8GB x 2を取り付けます。(この写真のDIMMは1枚だけですが、結局2枚組 DIMMに入れ替えました)

WD BLUE SN550 1TB (Amazonのセール時に買ってストックしていたもの、9,815円で購入)

Kingston FURY Impact インパクト CL17 1.2V Unbuffered SODIMM KF429S17IBK2/16 (約12,000円)

 

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VESA標準タイプの足を外した後、プラスチックの爪のみで留まっているフタなどを外していきます。この辺りはメンテナンスマニュアルに書いてある通り。

 

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プラスチックのフタを外す前

 

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フタを外すとDVDマルチドライブが見える。外したあとの爪の位置も参考に。

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DVDマルチドライブはHitachi LG製

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シールド版を外すとCPUファンとHDDが見える

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HDDは(一応)WD Blackの500GB

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VESAマウント付近のカバーを外す

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マザーボードの全貌が見えました

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SSDを取り付け (止めネジが必要)

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DIMM RAMは結局 Kingston Fury 8GB x 2 に変更

たぶんTDP 65WのCPUの換装もできそうな感じですが、今回はここまで。組上げてSSDパーティションにダウンロードしてきたWindows 10 version 21H2 を USBメモリから普通にインストールしました。 (ライセンスはデジタルライセンスでインターネットにつなぐと勝手に再認証されます) CPU-ZのCPU情報は以下。

 

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Intel Core i5 10400

500GB HDDは残すこともできたのですが、思い切りよくUEFI BIOSの設定を変更してつながってないことにしてしまいました。特にHDDを外すようなことはしていません。(外すとそのうち無くすため)

 

ディスク中割り当てられていない部分があるのはパーティションバックアップリストア時に「リストア先のパーティションが小さい」とかならないようにわざと空けてあります。(回復パーティションが2つあるのはご愛好)

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1TB SSDに普通にWindows 10をインストール

お約束のDiskベンチマーク結果は以下。この世代ではPCIe は 3.0 (x4)です。普及品のSSDでこのスピードが出れば十分ではないでしょうか。実際に触れてみてもHDD時代とは比較にならないくらいに爆速でした。

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CrystalDiskMarkの結果

ちなみに、CPU-Zで見たDIMMメモリのSPD情報は以下のようです。元はSamsungの DDR4 3200MHzが互換モードで動いているようでしたが、Dual Channelの高速メモリに変えたので気分いいです。(速いかどうかは未調査)

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メモリ DDR4 2933MHz のSPD情報

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余談ですが、シールドパネルを戻すときにシールド版の爪の部分を正しく差し込まないと、最後に上から見たときにすき間ができてカッコ悪いです。(何を言っているか伝わらないかな???)

 

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シールド版のツメを正しく差し込む