ML110 G4 導入!(その1)
昨年、こちらとこちらで取り上げた、HP製のPCサーバーですが、このたび縁あってオークションで入手しました。入手したのはXeon3040搭載の上位モデルです。とはいえ5万円弱で入手することができました。
筐体を開けてみて、いくつかG3と違っているところを見つけました。
- 3.5インチSATAハードディスクを4台内蔵可能
G3ではSATAコネクタがマザーボード上に2つのみ実装され、またベイも2つまでしか内蔵できないものでした。これがG4ではコネクタが4つ実装され、ベイも4つになっています。これにより、BIOSでRAID5/RAID10も選択可能になっています。
その代わり、今回のRAID機能はICH7RのIntel Matrix Storage Managerそのままで、ちょっと使ってみた印象ではOSインストール失敗で結構RAIDが壊れるような気がします。
RAIDを組んだときのWindows XPドライバ(F6キーでインストール)はSATA AHCIドライバの中から
Intel(R) 82801GR/GH SATA RAID Controller (Desktop ICH7R/DH)
を選ぶ必要がありました。(下矢印を押しているとこの選択肢が出てきます。)
- PCI Express x16スロットがなくなった。オンボードビデオがMatrox製のEmbedded Video RAMのものに変更された
G3では PCI Express x16スロット(ただしx8レーンまで接続)が実装されており、市販のビデオカードを(スロットを加工するまでもなく)比較的簡単に使うことができました。G4ではPCI Express x16スロットは実装されておらず、ビデオボード拡張が困難になっています。MatroxのオンボードビデオはVRAMが1700KB程度しかなく、1600x1200ドットなどの高解像度表示に非常に無理があります。
そこで当方では最近リリースされたPCI Express x1のRADEON X1550使用ビデオボード「HIS H155HMF256EDDE1LN-R」を入手して使ってみました。
以下の記事にあるように、この製品は2スロット占有の通常&Low Profileベゼル付属になっており、1スロットベゼルで使用するにはほかの製品から使用していないものを持ってくるなどの工夫をする必要がありそうです。当方ではとりあえずExpress & PCIスロットの位置に挿してみました。
PCI Express x1を利用するRadeon X1550カードが登場! でも2スロット占有……
http://ascii.jp/elem/000/000/027/27024/
製品情報
http://www.keian.co.jp/products/products_info/h155hmf256edde1ln_r/h155hmf256edde1ln_r.html
そのほかにも、
- CPUクーラーがちょっと小さい
- シリアルx1 パラレルx1だったのが、シリアルx2 パラレルx0に
- 天板に「MADE IN TOKYO」シールが貼られている
などの違いが見つかりました。
※あと、相変わらずサウンド機能はついていません。