Office Web App がベータ公開中
Office Live ワークスペースやSkyDriveに保存したOfficeドキュメントをブラウザで表示・編集することができるのがOffice Web Applicationです。このOffice Web Appicationの企業向けシナリオ「Sharepoint サーバー/サービスへインストールする」でのベータ版が現在公開中です。
今後Office 2010 をボリュームライセンス契約した企業ユーザーは企業内サーバーにインストールしたOffice Web App 機能を利用できることになっていますが、具体的には、
- Sharepoint Server 2010
- Sharepoint Fundation 2010
のどちらかにOffice Web App をインストールすることで利用できるようになります。ちなみに、Sharepoint サービスとはブラウザでアクセスするポータルサイトを簡単に構築できるようにするための、Windows Serverで動作するWebコンポーネントですが、これを大規模化したものが専用サーバー版のSharepointサーバーです。
一方のSharepoint Foundation はこれまでのSharepoint Serviceの後継という位置づけになっており、Windows Serverの一機能という位置づけです。
マイクロソフトサーバー上のWebソリューションとして日本でもこれまでGroup Boardなどが話題になったりしましたが、GroupBoard は Sharepointテクノロジ上に実現した(無料の)ワークグループソリューションということになります。
またSharepointと同じテクノロジをマイクロソフトが直々にエンドユーザーに提供しているのがOffice Live Workpalace や Office Live Small Business ということになります。
(この2者の大きな違いはSmall Businessのほうが無料ドメインを取得で来たり、そのドメインのメールアドレスを最大100個利用できたりすることです)
さて、Office Web App ベータを試すためには
- Sharepoint Server 2010 ベータ または Sharepoint Foundation 2010 ベータ
- Office Web App ベータ
- これらを動かすための Windows 2008 Server (または試験環境として Windows Vista/7)
が必要になります。
(おまけ)
松崎 剛 Blog : [SharePoint 2010 補足1] SharePoint Conference 2009 (Japan) 開発セッション: 環境について
http://blogs.msdn.com/tsmatsuz/archive/2009/12/01/sharepoint-2010-development-overview.aspx
SharePoint Technical Note : SharePoint Conference 2009 in Las Vegas (1)
http://shanqiai.weblogs.jp/sharepoint_technical_note/2009/10/sharepoint-conf.html