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Pentium D 930を載せてみました

さて、HPの64bitデュアルコア対応サーバーですが、せっかくなのでPentium D 930に乗せ換えてみることにしました。

Pentiumd930

購入当時、通販で27,000円くらい、現在はもうちょっと安く、9月ころになればさらに安く買えるのでは、と思います。載せ換えてみたところ、結果的には問題なく動作しています。(最近、新ステッピングの930が流通していますが、こちらは動くかどうかはよくわかりません...)

今回のシステムではメーカー純正でD 930を載せたモデルが存在することもあり、放熱システムさえ十分であれば問題なく動くと予想できます。このような場合、BIOSを最新版にアップデートしてから換装するのが鉄則ですが、今回は手元にUSBフロッピードライブがなかったためついこれ忘れてしまい、ちょっとだけ苦労しました。

Ml110bios1

BIOS画面その1

Ml110bios2

BIOS画面その2

ちなみにBIOSアップデートをHPサイトからダウンロードすると、これは実際にはブート可能なフロッピーイメージと書き込みツールが一体になったものとなっています。ML110G3ではフロッピーブートは普通に外付けUSBフロッピーから可能なので、起動フロッピーイメージをフロッピーに書き込めばよいだけです。ただ問題はこのイメージ書き込みツールで、日本語Windowsで作動させるには、いわゆるDOSキャラクターモード(DOS/Vコマンドで"US")に設定しないと画面が正常に表示されませんでした。

あと、シングルコア→デュアルコアになるとWindows OSのHALを入れ替える必要があるのでは...と思って身構えていましたが、Windows Vista BetaではHALを入れ替えるまでも無く、普通にデュアルコアを認識しました。(Windows 2003 Server R2ではまだ試していないのですが...)

Vistascreen_1

↑(あまり良く写っていませんが...)日本語版Windows Vista Beta2 x64の画面です

※ちなみに、HP ML110で各部をいじるには、トルクスドライバーがあると便利です。うちの場合はなぜかキープしてあったコンパクトMacバラし用の例の軸の長いトルクスを利用しました。

さて、使ってみた感想ですが...正直Celeronとの体感上の違いはよくわかりません。ちょっとベンチマークを動かしたりしてみると確実に数値は上がっているのですが。

ただ、Pentium D 930搭載時、CPUメーターが振り切れるような高負荷時はファンが盛大に回って大きな音を発生します。これはCeleron使用時には経験しなかった動作です。つまりML110G3は上位のプロセッサもサポートしているが、このような馬力の大きなプロセッサを使用しているときには冷却システムが目いっぱい働くようになっている、と考えてよさそうです。