次期Windows Home Serverがベータ公開中
これまでもWindows Home Serverに注目してきた当ブログですが、うちではHP製のいわゆるPCサーバーに英語版をインストールして使用しています。Home Serverの概要は以下などを確認してみてください。
OS管理不要のサーバ「Windows Home Server」を試す - 前編
OS管理不要のサーバ「Windows Home Server」を試す - 後編
さて、うちでのHome Serverの用途は、
1. バックアップサーバー
- Windows XP / Windows Vista / Windows 7 に一貫して使用できるバックアップ・リストアソリューション。
- ちょっと危ないかなと思われるソフトウエアのインストールの前や、ハードディスク入れ替えを行う時などにサーバーの電源を入れて随時バックアップします。(デイリーのバックアップは行っていません。普段はサーバーの電源を落としています。)
- OSをクリーンインストールしたあと、リストアCDでサーバーから完璧にリストアできます。
- (特にGbE有線接続ができれば)バックアップ速度、リストア速度ともに十分高速です。そのためか、選択肢としていわゆるフルバックアップしか用意されていません。一応設定でバックアップしないフォルダを指定することも可能です。
- ただし、登録できるPCが10台までであったところから、現在は手元にない過去のPCのバックアップを削除したりしてやりくりしています。
2. メディアサーバー
- メディアファイルは普通にWindows の共有フォルダ経由で読み書き可能ですが、PP1アップデート以降、Windows Media Connect方式のストリーミングサーバーとしても機能するようになっています。Windows Media Connect クライアントとしてWindows Vista 以降、あるいはXBOX360が使用可能です。
- オプションのプラグイン(例えばTwonky Media Server WHS)を導入することにより、DLNAサーバーとして使用することもできます。この場合はパソコン用のDLNAクライアント以外にもREGZAやBRAVIAなどのDLNAクライアント機能をもつテレビモニタからも再生可能になります。
- 日本でいうところの地デジ録画など、いわゆる著作権ファイルのストリーミングは対応できません。これはそのようなものが日本以外では一般的ではないことから対応していないと考えられます。Windows Home Server MVPの清水さんは、この制限を突破するためにWHSマシンに地デジチューナーを組み込む試みをされています。
として使用しています。ただし(電気代の制約のため) 当方では使用するときだけ電源を入れるようにしています。
さて、注目の次期バージョンですが、現在 Microsoft Connect のサイトでベータ版が公開されています。(現在、日本語版のベータも公開されています。ダウンロードにはWindows Live IDが必要。)
今度のバージョンはWindows Server 2008 R2 (Windows 7 Server)ベースに改められ、当然64bit OSとなっています。Windows 7 で搭載された、メディアサーバー/トランスコード機能も使えるようになっているようです。さっそくいくつか記事が出ています。
米Microsoft、次期Windows Home Server "Vail"をベータ公開
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/04/27/017/index.html
本日公開!「Windows Home Server Premium」
一般向けプレビュー版試用ガイド
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/shimizu/20100427_364089.html
当方でもテストマシンが用意できたら、そのうち試してみようと思っています。